磁器散策 − 泉山陶石を使って −
2020年11月19日(木)
この度 泉山地石場で発掘された貴重な陶石を使い、
【泉山陶石で造った 一輪花入れ】の募集がありました。
現在は熊本の天草陶土を使用しておりますが、日本磁器誕生の時代
においては 有田町の泉山で発掘した泉山陶土が使われておりまし
た。先人が当時この陶石を使い成型していた気分を味わいました。
轆轤を回した感じは天草陶土とは違いちょっと気を抜くと修正が効
かない、焼きあがるまでの完成形が見えにくい、といったことが感
じられました。
ということは現在使用している天草陶土よりも技術力が問われる。
小手先の技量では決していいものが出来ないと考えます。
今回は一輪挿しのサイズでしたがはたして今の私の技術で大物が出
来るかどうかこれから先の課題です。
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