〜 ぶらり散歩 〜 − 「献上登り窯焚き」が新聞掲載されました −
2016年8月29日(月)
佐賀新聞の朝刊に「献上登り窯焚き」記事が掲載されました。
佐賀新聞様ありがとうございました。
掲載内容を抜粋しましたので、どうぞご覧ください。
補足:作品名
色鍋島外濃牡丹花散らし瓶子(いろなべしまそとだみぼたんはなちらしへいし)
間取吉祥チューリップ唐花文瓶子(まどりきっしょうチューリップからはなもんへいし)
オランダ大使館へ献上品
江戸期の登り窯焚き再現
江戸時代に鍋島藩の御用窯が置かれ、将軍家や諸大名への献上品を焼いていた伊万里市の大川内山で27日、当時を再現する「献上登り焚き」があった。今年は山口祥義知事とオランダ大使館に瓶子(酒器)を贈る。
神事の後、白装束をまとった窯元の若者2人が、まいぎり式と呼ばれる古典的手法で火だねを作った。
前日の雨の影響で炎が上がるまで約15分を要したが、無事に窯に火が入れられると、見守る関係者はほっとした表情を浮かべた。
窯には山口知事への「色鍋島外濃牡丹花散らし瓶子」と、オランダ大使館への「間取吉祥チューリップ唐花文瓶子」のほか、6窯元の作品2千点以上がはいっている。窯だしは9月3日の予定。
窯元でつくる伊万里鍋島共同組合(畑石眞二理事長)が「鍋島藩窯秋まつり」を盛り上げるイベントとして1989年から、「鍋島献上の儀」として九州各県の知事や城のある自治体などに贈ってきた。
米国や韓国、中国の領事館などへの献上はあるが、欧州は今回が初めてとなる。
オランダは、17世紀の有田焼輸出に深く関わり、有田焼400年事業でも共同プロジェクトを行うなど縁が深い。畑石理事長は「献上がオランダと佐賀の新たな架け橋の1つになれば」と話していた。(岳英樹)
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