ごあいさつ

　私は、51歳で市職員の職を投げ打って市長選に挑戦しました。以来、これまでの4期16年の間、私は常に次の２点を心がけてきました。
　ひとつは、大きな視点で伊万里市の将来を見据えた発展がどうあるべきかを考えるということ、そして、もうひとつは、伊万里市は広い市域に13の町が存在しますが、その地域ごとの市民の皆様の住み良いまちづくりに対する細やかな配慮に努めることです。
　今日まで、市民の皆様からの温かい励ましや多大なご協力をいただきながら、各種施策に取り組んでまいりました。おかげさまで、それぞれの任期において掲げた公約も大部分が達成できたと考えています。
　特に１期目の市長就任にあたり全力で取り組んだ中核的医療施設の設置については、伊万里有田共立病院として開院し、多くの市民の皆様にご利用いただいています。
　玄海原発については、UPZ30キロ圏である本市にとって災害発生に備えて市民の皆様の安心・安全を確保し、その不安を取り除くことが喫緊の課題であったことから、再稼働に対し一貫して反対の姿勢を貫いてきました。
　玄海原発の再稼働にあたっては、安全対策や避難道路、原発交付金などについて、国や県、九州電力に対し今後も十分に主張していかなければならないこと、また、西九州自動車道の市内区間の開通は伊万里市活性化のビッグチャンスであることから、「これまでの取り組みをここで断ち切ることはできない。」との強い思いを持って出馬を決断しました。
　経験したからこそ、市内外に多くの“ご縁”と“人脈”があります。この力を未来に飛躍する伊万里市づくりのために、活かしてまいります。どうぞ、市民の皆様のご支援を賜りますよう、心からお願い申し上げます。
　

　　　　　平成30年2月

塚　部　芳　和